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TONY MACALPINE / VINNE MOORE
〈トニー・マカパイン/ ヴィニー・ムーア〉

MACALPINE / MOORE Japan Tour 2018

TONY MACALPINE

VINNE MOORE

トニー・マカパイン! 病を克服し完全復活、ヴィニー・ムーアと
共に待望の来日公演決定!

トニー・マカパインとヴィニー・ムーアのカップリング公演が決定!
Vinnie Mooreセット(キャリア集大成のベスト・ヒット・ライヴ)とTony Macalpaineセット(「Maximum Securty」の再現+ヒッツ)で構成し、
さらに!お互いのセットで両者が共演!!

公演日 2018.05.31 (木)
会場 梅田クラブクアトロ
開場/開演 18:00 / 19:00
料金 前売 ¥7,800
ドリンク D別 ※入場時にドリンク代が600円別途必要です。
一般発売日 2018.03.24 (土)
チケット販売 梅田クラブクアトロ
e+チケットぴあローソン
お問い合せ 梅田クラブクアトロ TEL:06-6311-8111
ミート&グリート・チケットのお知らせ ※3/9(金) AM10:00~ 03-5453-8899にで電話のみで受付
詳しくはM&I ホームページでご確認下さい。
M&Iカンパニー

長きに亘り、テクニカル・ギター・インストゥルメンタル界を牽引し続けているトニー・マカパインとヴィニー・ムーアの2人の来日公演が決まった。

 

 イングヴェイ・マルムスティーンを世に送り出したシュラプネル・レコードの社長のマイク・ヴァーニーにデモを送ったことがきっかけとなってデビューを果たした2人。まず、最初にシーンに登場したのがヴィニーだった。

 

 マイク・ヴァーニーの提案により、サンフランシスコのパワー・メタル・バンドVICIOUS RUMORSに加入してヴィニーがアルバム『SOLDIERS OF THE NIGHT』でデビューを果たしたのは1985年のこと。滑らかなフィンガリングによる妖艶なネオ・クラシカル・テイストのテクニカル・プレイで注目を集めると、翌1986年にはトニーがアルバム『EDGE OF INSANITY』を引っ提げて登場する。

 

 シュラプネル・レコードでは初のオール・インストゥルメンタル・アルバムとなったこの作品でトニーは、ネオ・クラシカル・スタイルのヘヴィ・メタル系の楽曲をバックに、ギター・ソロ・パートの多くをスピード・ピッキングやスウィープ・ピッキング、タッピングといったテクニカルなプレイで構築するというスタイルを披露。そのスリリングなギター・プレイがギター・シーンに衝撃を与えると、VICIOUS RUMORSを脱退したヴィニーも1986年にネオ・クラシカル・スタイルの正確でかつ繊細な技巧派プレイを満載したオール・インストゥルメンタルのソロ・アルバム『MIND’S EYE』を発表する。この2作品のリリースを機に、シュラプネルを中心にテクニカル・ギター・インストゥルメンタルという新たなジャンルが確立され、シーンにはテクニカル・ギター・ブームが巻き起こることとなる。

 

   その後、トニーはフュージョン・スタイルのプレイも積極的にプレイする中、プログレッシヴ・メタル・バンドのPLANET Xや、スティーヴ・ヴァイのバンドのギタリスト兼キーボーディストとしても参加。さらに近年は7弦や8弦ギターを使ったテクニカル・ヘヴィ・フュージョンと呼べるような音楽を展開し、2015年に発症した大腸ガンを乗り越えて、2017年にはソロ・アルバム『DEATH OF ROSES』をリリースしている。

 

 一方のヴィニーは最新作の『AERIAL VISIONS』(2015年)をはじめ、ネオ・クラシカル以外にフュージョンやスパニッシュの要素を取り入れたソロ・アルバムをリリースする中、2003年からはUFOのメンバーとして活動しているのはご存知の通り。

 

 こうして30年以上に亘ってテクニカル・ギター・シーンで活躍している2人がそれぞれソロとしては初めて日本でライヴを実施する。今回は1stセットがヴィニー、2ndセットがトニーの2部構成になっており、ヴィニーはキャリア集大成のベスト・ヒット・ライヴ、トニーはギター・インストの歴史的名盤と呼べる2ndアルバム『MAXIMUM SECURITY』(1987年)の完全再現+ヒッツをプレイすることが決まっている。

 

 バックのメンバーはトニーのバンドのピート・グリフィン(b)とジェルゴ・ボーライ(ds)で、2人はヴィニーのセットでもプレイ。さらにトニーとヴィニーはお互いのセットにも出演するということなので、ギター・ファンには夢のようなパフォーマンスが繰り広げられることになるだろう。

 

Jun Kawai/音楽ライター

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